Shiki.

 

窓に散らつく粉雪が

世界を真っ白に染め上げて

私が生まれた町に似てくる

トンネルをいくつ抜けても

世界は変わらず白のまま

春も夏も秋もいつまでも変わらない

 

何も見えない何も聞こえない

無気力なままの身体を引きずっているんだ

頑張れとか

もうやめて、もう言わないで

何もできないわたしに

何か言うのはもう、やめてよ

 

キラリ光る星に手を振ってさ

僕が見つけた石ころ

ぜんぶ宝石に変えてみせて

君が両手で包み込むと

魔法にかかったみたいに

すべてがはじまりみたいに

無駄なものなんてないように思えるんだ

海へとのびる1本道を2人乗りして走った

自転車のペダルが回るたび

どこまでもいけると思ってたんだ

 

ゆらり、うねる波に飛び乗ってさ

何度溺れても大丈夫

きっとあなたが助けてくれる

青色の世界この声が届いて

トンネルをいくつ抜けても (世界は変わらず白のまま)

雪が溶け春になっても (視界は変わらず白のまま)

が遠く行っちゃっても (僕は動けずいまのまま)

僕らずっと、ねぇこのまま?

 

キラリ光る星になりたかったな

暗いとこでも1番最初に見つけてほしかったな

君の両手で君のその手で 

 

キラリ光る星に飛び乗ってさ

僕は見つけた石ころ

ぜんぶ宝石に変えてみせる

君が両手で包み込んだ

みたいにわたしも強く優しい言葉で強く

誰かを守れるように今日も歌うんだ